「クラシック音楽って難しい」あまり詳しくない人にとって、クラシックはこう思われがち。確かに、簡単ではないかもしれません。
しかしクラシック音楽は、知れば知るほど奥が深く、実は楽しいものなんです。どうせなら、楽しく学んで知識を得たいですよね。
最近は、YouTubeやネット記事で、クラシックを解説しているものも多くあります。でも、もっと楽しく、わかりやすく学べるツールがあるんですよ。それは「漫画」。
実は、クラシックを題材にした漫画があります。しかもドラマ化、映画化もされている大ヒット作品。「のだめカンタービレ」という漫画です。名前は聞いたことがある人も、多いのではないでしょうか。
この記事では「のだめカンタービレ」で使われている、クラシック音楽を解説。また、私はこの作品が大好きで、何回も漫画を読み、ドラマも映画も全て見ています。他のどの記事よりも詳しく、わかりやすく解説しますよ!ぜひ最後までお読みください。
「のだめカンタービレ」とは
作品名 のだめカンタービレ
著者 二ノ宮知子
掲載 誌Kiss(講談社)
連載 2001年〜2010年
クラシック音楽を学ぶ前に「のだめカンタービレ」について、少し紹介します。漫画で学ぶ!と言われると、歴史漫画のような、ちょっとお堅いイメージがあるかもしれません。
安心してください。「のだめカンタービレ」は、みなさんがよく読んでいるような、一般的な漫画です。クラシック音楽がメインテーマになっていますが、ラブコメディとも言える漫画かもしれません。
2006年の10月から12月までフジテレビでドラマ放送され、大ヒット。2008年1月には、スペシャルドラマが放送されました。そして2009年12月と、2010年4月には、前編、後編で映画化され、物語は完結。
主人公のだめを上野樹里さん、千秋を玉木宏さんが演じています。その他のキャラクターも、今では有名な俳優さんたちが、たくさん演じていますよ。
あらすじ
音大のピアノ科に所属しながらも、指揮者を目指して独学で勉強するエリート大学生「千秋真一」。彼は、クラシックの本場であるヨーロッパに、留学したいと思っています。しかし、子どものときに体験した、飛行機の胴体着陸事故がトラウマで、日本から出られずに悩んでいました。
ある日、酔っ払って家の前で寝てしまった千秋。目が覚めると、そこには大量のゴミの中でピアノを弾く、1人の女性がいました。彼女の名前は「野田恵(通称のだめ)」。千秋と同じ音大のピアノ科の学生で、マンションの隣に住んでいたのです。
かなり変人ののだめでしたが、ピアノの才能は抜群。千秋は、そんなのだめに魅力を感じます。また、のだめも千秋に懐き、2人はよく一緒にいるように。
のだめとの出会いをきっかけに、たくさんの仲間とも出会うようになっていきます。その中で千秋は「俺はまだ日本でやれることがある」と、前向きに考えるように。
一方のだめも、高みを目指す千秋に憧れ「少しでも近づきたい」と、努力していきます。果たして、2人の成長と恋の行方はいかに…!